●前回までのあらすじ●
ようやくの北米探検を終え、欧州に帰ると待ち構えていた義妹のDEN2に捕まり、航海の同行を強要される。
****** 今日の航海 ******
アムステルダムの自宅。
「で、アネゴこれからどうしやす?」
「う~ん…しばらく欧州で醸造の修行したいんだよね~」
「バカヤロウ!DENが居るのに外討って出ねーとはどーゆーコトだ!」
「ちょ~ど一段落しちゃたんだからしょ~がナイぢゃん!」
「うるせー!ナンバンとかあるだろが!」
「アンタ、レベルが低くて交易用の副官船乗れないぢゃん…ププッ」
アネゴの交易用の持ち船を副官船として乗りこなせるのは、同行時間が一番長いHIROMIのみで、他の副官には扱う事が出来ない。
特にDEN2とちぇりー姉さんの2人は副官としての同行時間が圧倒的に少ないため、レベルがまだ低いのだ。
「スウチの問題じゃねえ!メンタル面とかカリスマ性とかDENの方がアットー的にウエだろが!」
「でも船は乗れまっせ~ん!ヒヒヒヒ!」
「チッ、テメーがツレてかねーからレベル低いんだろうが!ヨシ、シュギョーだ!レベルあげるぞオイ!」
「相変わらずこの姉妹はガキの喧嘩だねぇ…ニヤニヤ」
確かに副官としてのレベルが低いのは心もとないので、今回はDEN2の意見を取り入れて、DEN2とちぇりー姉さんの2人を連れて、経験を積むためにアジア方面を旅することに。
「モトちゃん、ワシの代わりにHIROMIちゃんを乗せれば南蛮が出来るじゃろ?ワシは留守番で良いがのぅ…」
「チェリーはDENと一緒にイくって約束しただろ!ハズさせやしねえ!」
「おぅおぅ、そうだったのぅ!約束してたの!じゃ行くかの!」
ちぇりー姉さんも同行することが決まり、出発。
↑まずはインドまで未消化の簡単な仕事をこなす。
最初のうちは選り好みをしないで新規の仕事を請けていたが、途中から財宝探索の仕事を集中して請け負う為に盗賊に転職。
「前もって言っとくけど、アンタに発掘品は渡さないからね!」
「キクだけキいといてやるよ…クククク」
財宝探索の仕事は発掘品が多い。
発掘作業の後方から発掘品を虎視眈々と狙うDEN2の目が光る!
「チッ…ダセえ!」
「カタナはキョーミねえ!つーか、どれもパッとしねえナ、オイ!」
「…アンタの為に発掘してんぢゃないわYO!」
「うるせー!ガタガタ言ってんじゃねー!さっさとツギ行くぞ!」
こうしてインド~東アジア間を財宝探索の仕事中心に一通りまわった後、アメリカ大陸をまわり一旦欧州に戻る。
今回は財宝探索の仕事とは別に書庫地図からタパ3着とポプンデタ2着もGETしたので、これら発掘品を早速バザーで売る。
↑雷切や京劇服などはサクッと売れるが、タパとポプンデタはずっと売れ残る。
「これ(ポプンデタ)、ダサいからあんまり売れないんだよね…(チラツ)」
(DEN2は以前、ポプンデタを強引に奪って現在装備している)
「テメーはわかってねーナ、コレは着るヤツをエラぶんだよ!」
「つーか、今回の発掘品ホントにコレで全部なのかヨ?」
とDEN2は倉庫をあさり出す。
「おっ、パイワン民族の衣装か…シカタねぇ、コレにしとくか!」
「あっ!ちょ…」
有無を言わさず装備!
「あ…あぁ…あ…TT」
「…まぁまぁか…」
DEN2の目を盗んでGETしていたパイワン民族の衣装をアッサリ取られてしまう。
「おい、バカ姉!アレだ!まだ全然アバれ足りねえぞ!」
「うへー、まだ発掘品取られるのかよ~…とりあえず一度欧州でイロイロ準備させなヨね!」
「アネゴ!サケ漁も!」
「あ~もうわかってるって><;」
「船長は大変ぢゃのう…もぐもぐ」
DEN2とちぇりー姉さんを船に乗せた冒険はまだ続きます。