理想の漁場をさがせ!
●前回までのあらすじ●
交易によるお金稼ぎが面倒になったアネゴは、手っ取り早くお金を稼ぐ為に新興宗教のエセ司祭になって、それまで未報告だった発見物を報告してまわる。
「けっこう稼げたZE~!へへへ…」
「宗教詐欺だ…」
****** 今日の航海 ******
これまでの発見物を報告してまわったために、書庫に訪れて文献を漁ると地図が出まくる。
これが落ち着くまでは、これらの再発見がメインの活動となる。
↑ついでにこれまで受けていなかった博物学者とサルベージャーの転職クエストも受けておく。↓
とにかくアッチコッチの地域の地図が出まくるので、少し勿体ないが欧州から潰して行く事にして、他の地域の発見物の地図はその都度捨ててしまう。
「う~ん…コレはコレで面倒だな…まぁ発見物の再確認(スキル修行)にはなるけどね」
でもって、いつもの漁場でチョウザメ漁をしていた時にふと思う…
「ふむ、しばらく欧州に滞在するからナ、この際チョッと興味があったコトをやってみよう」
「と、いうと?」
「サケとチョウザメの漁場のコトなんだが…」
「普段はサケはスカンジナビア沖で、チョウザメは黒海で獲ってるスね」
「ソレなんだが、バルト海なら両方獲れるぢゃん?新しい漁場となりえるのか試したいんDA!」
「おおっ!ついに漁師として心血注ぐ決心がつきやしたか!アッシらは嬉しいス!」
「ちげーよ!、たんなる興味だよ!」
「ささ、早速行きやしょう!」
欧州ではサケ漁とチョウザメ漁などで生計を営んでるアネゴ一行。
これまで
「どう見ても不便そうだ…」
と言う理由でバルト海でのチョウザメ漁は避けて来た。
ちなみにアネゴ一行がそれまでサケとチョウザメの漁場としてスカンジナビア沖と黒海を選んでいた理由は以下の通り。
漁場の拠点となる街が近く行き来がしやすい。
(サケ漁の拠点はベルゲン、チョウザメ漁の拠点はトレビゾント)
獲ったサカナをスグに拠点の街で精製出来る。
(交易品として塩がある。特にチョウザメの場合、キャビアに精製すると運搬時の事故が少なくなる)
嵐など船の災害に対応しやすい。
(漁場が上陸地点隣接。黒海は危険海域だが何かの時には避難も可能)
雑魚が少なく、漁獲量が多い。
(特にスカンジナビア沖でサケは爆発的に網にかかる)
バルト海を漁場とした場合には、上記の恩恵が薄い。
サケとチョウザメの両方が獲れるというメリットはあるものの、実際の所そのメリットがこれらの恩恵を上回るものなのか?この際検証をしてみようというのだ。
調査漁場として選んだのはリガの北東、フィンランド沖。
バルト海でなるべく漁に有利となる場所と言うとソコくらいしかない。
それでもNPC海賊が多く徘徊し、行き来に多少不便。
嵐や吹雪が来たら上陸地点に非難も出来ないし、確かセイレーンの発生もあった記憶がある。
調査開始。
確かにサケとチョウザメの両方が網にかかる。
他にも雑魚としてイワシやニシンがかかる。
「…う~ん…オマエらどうよ?」
「どっちも網にかかるスけど、どうも中途半端スね」
「だよねえ」
「いつもの漁場なら同じ日数でサケはゆうに3倍は獲れるスね」
「チョウザメのアタリも微妙に少ないよナ」
「な、カンジすね…これまでの経験的に」
「ここは新しい漁場にはなりえないか…」
↑確かに両方獲れるが…。
調査の結果、やはりリガの北東、フンランド沖は新しい漁場にはならないという結論に至った。
「またの機会にもう一箇所ポイントを絞り出して調査するか」
「そうスね!これでまた漁師としての見識を深めやしたねアネゴ!」
「深めたくネーYO!」
また機をみて理想の漁場を調査しようと思います。
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