第26回挿絵
この時はハネコさんの「技の安定度の考察」。
今でこそ少しは落ち着いたが、一昔前は危険度の高い派手な大技の応酬といった試合展開が多く見られた。
これは観客が常に新たな刺激を求めているので、それに応える形でドンドンとエスカレートしていってしまったという側面があるのだが、それによって雑で不安定な技がまかり通り、若手のうちから本来の実力に見合わない熟練・熟成されていない技を使ってしまいがちな傾向は、現在のプロレスの試合でも悪習として残っているように感じる。
と、いってもプロレスは難しいもので、小奇麗に折り目正しくやるコトばかりが良いわけではなく、本来学ぶべきところはその「サジ加減」にあるのではないかともとちは考えます。
つまりはハネコさんは「安っぽい技は出しませんよ」という結論。
挿絵は「裏投げ」。
この基本形は柔道から来たスープレックスも、長い時を経て現在のプロレスにおいては様々なバリエーションを生むに至った。
でも、もとちはやはり咲ちゃんの裏投げがスキ。