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ドラゴンゲート 6.23:清水マリンビル

選手の大量離脱などでそれまでの勢いをなくし、去年一昨年とで計3回しか行かなかったドラゴンゲートの興行ですが、先月の京都大会観戦選手達の団体再起への意気込みを感じて、「それじゃあ静岡での興行も観てみよう」ということで、早速行って来ました。

で、会場は清水マリンビル。
マリンビルエルパルスドリームプラザの傍にあり、同人誌即売会なども行われる小さな会場で、清水の場合はプロレス興行は大抵ここで行われる。

会場2時間前に着いて、ドリームプラザの公園でぼーっとまどろんでいたら、ドラゲー選手のロードワーク姿なんかも見れてチョッと得した。

そのままぼーっとしてスキだらけもとちの姿を一緒に観戦しようと待ち合わせていた連れの夫婦に発見されて会場入り。

客の入りはやはり最盛期より若干少ないものの、それでも静岡で行われるプロレス興行としては大入りな方。

まずは「前説」としてドラゲーでは恒例となった「プロレス講座」が始まる。
これはドラゴンゲートの客層が老若男女・家族連れと、とても幅広い為に「選手をどのように応援したら良いのか?」というのを興行が始まる前に簡単にレクチャーするというもの。

悪くない試みだなぁと思う反面、こうやって選手を応援しなさいと「応援を強要」する形にもなるので、複雑なところだ。

さて、各試合のレビュー


◆第一試合(タッグマッチ30分1本勝負)

B・Bハルク&ジャック・エバンス
(ニューハザード)

vs

堀口元気&Dr.マッスル
(マッスル・アウトローズ)



ユニット抗争的にはニューハザードvsマッスル・アウトローズの構図。

B・Bハルクイケメンレスラーとして女性に非常に人気の高い選手。
通常こういうタイプのキャラはビジュアル先行で実力がイマイチだったりするのだが、B・Bハルクキャラクターだけにとどまらず、日々レスラーとしての実力とステータスを高めているので好感が持てる選手だ。
先に新日で開催されたスーパーJカップにもエントリーしており、好評価を得たもよう。

パートナーのジャック・エバンス(外人)はもとちは初見。
ナカナカに良いレスラーと言う噂を聞いていたが、試合を見てナルホド良い動きをする。
ユニットとしては現在ニューハザード所属と言う形らしいが、後の試合でセコンドについて思わず劣勢の相手側選手を応援してしまったりする…根がイイヤツなんだろう。
とてもドラゲー向きなキャラと動きをする選手なんで、末永く主戦場として活動して欲しいと思う。

堀口元気は相変わらず自分を魅せることにかけては突出した選手。
しかしながら現在はマッスル・アウトローズに入り、露出を控えているようでソツなく仕事をこなす。
Dr.マッスルの方は…前回の京都でも観たが、イマイチ掴みどころのないマスクマンの選手。
特別上手いワケでもなければ、下手なワケでもく、強いワケでもなければ、弱いワケでもない。

試合は前座としては十分楽しめた。
ジャック・エバンスは若干打たれ弱いものの、良く動いて魅せてくれる。
え~と…マッスル・アウトローズが勝ったっけ?
いや、結果は良く覚えてねえ^^;


◆第二試合(シングルマッチ30分1本勝負)

APEキマタ

vs

ダークネスドラゴン

APEキマタはお猿の着ぐるみキャラクターで、ドラゴンゲートNEXというドラゴンゲート予備軍からの参戦。

対戦相手は度重なる怪我によって一線を退いて前座専門レスラーとなったダークネスドラゴン(クネス)。

こういうキャラものの試合の場合、むしろ対戦相手(この場合はクネス)がどれだけAPEキマタのキャラクターを引き出せるかという部分にかかってくる。
今回の試合はそこそこ楽しめたが、APEキマタ「魅せる」部分がかな~り対戦相手依存なので、お猿のキャラクターでは対戦相手がキッツイ…長続きはしないのではないかなと思う。

これは…まぁ…ね…普通に「猿」が勝っちゃマズイでしょ。
勝敗は言わずもがな。


◆第三試合(タッグマッチ30分1本勝負)

横須賀亨&アンソニー・W・森
(タイフーン)

vs

鷹木信悟&サイバーコング
(ニューハザード)


ユニット抗争的にはタイフーンvsニューハザードの構図。

ドラゲーウェルター級の選手が集まる団体で、その中でも鷹木サイバーコングウエイト1・2を争うヘビー級寄り(サイバーコングはウエイト120kg超えてるから普通にヘビー級)な選手。
ドラゲーは過去にもコンドッティ大鷲を組ませたりとウエイト1・2を組ませたりする傾向があるが、対戦相手がフツーにキツくないか?それ。

対するタイフーン側横須賀亨アンソニー・W・森(王子)
横須賀クンもとちドラゲーいち好きなレスラー。
派手さと突出した強さはないものの、とにかくプロレスが上手く、試合の随所でその「上手さ」が垣間見れる。
王子はウエイトは軽めなものの、スピードと技の切れはそれなりの選手。

で、試合はやっぱキツイのね…王子が捕まる。

王子もそれなりの実力者なので、喰らいついて頑張るんだけど、フツーに力押して返せちゃうんだよねぇ。
それなりのウエイトを持った横須賀クンですら2人の相手はキツそう。

でもやっぱ横須賀クン上手いわ。(試合運びとか)
試合以外でもニューハザードの2人の筋肉パフォーマンスを真似してみたり、コーナーで控えている時にモゾモゾと何やってるかと思えばスパナ持ち出して振り上げて(もちろん冗談半分)レフェリーに静止されたり、要所要所でホントに色々な面で愉しませてくれます。

試合は力押しで順当にニューハザード組の勝ち。
でもタイフーンvsニューハザードって基本的には遺恨はないみたい。


◆セミファイナル(6人タッグマッチ45分1本勝負)

望月成晃&神田裕之&超神龍

vs

荒木健一郎&岩佐拓&大野勇樹
(戸澤塾)


望月成晃(モッチー)神田超神龍(スーパーシェンロン)に対するは戸澤塾というユニットから荒井健一郎団長(アラケン)岩佐一号生、太鼓持ちの大野勇樹(カツヲ)の3人。

まずモッチー&神田安定した実力者、そこに超神龍というマスクマンが加わったワケだが…この超神龍という選手、京都大会では何も出来ず、見せ場も作れずに、どうしようもなくダメダメであった。
そこで今回は再評価の意味でも注目していた。

戸澤塾の3人のうち太鼓持ちの大野勇樹(カツヲ)はまだまだ新人。
京都ではシングルプレイヤー「カツヲ」として前座試合に登場したが、かなり空気が読めないガチガチな「塩」試合をしていた。

つまりは超神龍大野勇樹(選手も皆カツヲってフツーに呼んでるから、以下カツヲで)が試合でどれだけ魅せられるかがポイントになる訳だ。

で、試合。

シングルプレイヤー「カツヲ」としてはガチに塩で、今回の6人タッグでもまるでファイトスタイルは変わってはいなかったのだが、味方のアラケン岩佐ならびにモッチー神田がそれを上手く味付けして遊んでくれて、6人の中に「ガチ塩」が混ざり、それがものすごく滑稽に映って会場大ウケ。
他人にいじられ甲斐がある選手という意味ではスタイル的にやっていけるのではないだろうか?
同世代のシングル戦でこのファイトスタイルだと相手がキッツイけどね。

で…超神龍の方は…やっぱりダメでした。
動きがヘンで打たれ弱く、見せ場を作れない。

見せ場を作らず「そこでタッチか?」ってタイミングで平気でタッチしちゃうし、技はそれなりに持っている「らしい」が、それ以前に見せ場を作ることが出来ないから結局それらを出せずじまい。

最後はシューティングスタープレスなんて高難度の技でカツヲをしとめたが、それだってそこまでのお膳立てはずべてモッチー&神田が整えたもの。
超神龍ピンではシューティングスタープレスまで試合を持って行けないだろう。

試合中味方から激を飛ばされ、試合後モッチー「試合決められたぢゃん!」的にバシバシ肩を叩かれていたのがダメっぷりを現している。


◆メインイベント(6人タッグマッチ60分1本勝負)

CIMA&ドラゴンキッド&斉藤了
(タイフーン)

vs

Gamma&吉野正人&土井成樹
(マッスル・アウトローズ)



ドラゲーが今メインの売りにしている抗争で、ヒールユニットであるマッスル・アウトローズ側に付いている「公平なレフェリング」玉岡(悪玉レフェリー)が仕切る試合


悪玉レフェリーという存在自体は昔からあるギミックで、味方のピンフォールに高速カウントを打ち、逆に敵対側のピンフォールには超低速カウントを打ったり、いわゆる贔屓陣営に有利なジャッジをしたりする訳だ。
ここで問われるのは「公平(玉岡曰く)なジャッジの介入加減」だが、そのあたりは上手くやっているようにもとちは思う。

ドラゲー玉岡の場合は要所要所で技を繰り出したり、ツープラトン攻撃など頻繁に試合に加勢したりもする。
玉岡に対する正当なレフェリーとして大宅龍則(新人レフェリー)がいるのだが、こちらはまぁ基本パッと出て来てヤラレる役^^

この大宅龍則京都大会では登場して玉岡をノして、ジャッジ継続するものの、イフーン(ヒール)側に3カウントを叩いて玉岡「ありがとう」お礼をされたり、試合後タイフーンのメンバーに「あそこでスリーはないやろ?」ダメ出しされて、ジャッジの仕方の講習をされたりといったイベントが発生した。

試合はドラゲーのメインを張るメンバーなので、選手個々の動きに関しては申し分なく、それぞれがそれぞれの役割をキッチリこなす。
今回も玉岡「公平なレフェリング」は随所に入るものの、介入なしでも普通にマッスル・アウトローズ側が勝ったであろう内容。

メインイベントらしい盛り上がりも見せて、清水マリンビル興行は終了。

今回の興行を総評すると「悪くなかった」。
チケットの値段分は愉しめたし、次も観に来ようと思えるだけの興行でありました。

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