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2007年11月

ドラゴンゲート 11.3:豊橋総合体育館

前回の興行レポで書いた通り、今回は静岡大会の休憩時間にイっちゃんから買ったチケット、11月3日の豊橋大会の興行レポです。

豊橋は実は若かりし頃にちょくちょく遊びに来ていた所だが、今回の会場である豊橋市総合体育館に行くのは初めて。

豊橋市総合体育館総合スポーツ公園と呼ばれる一帯の総合施設のうちの一つですが、豊橋駅からは結構距離がある豊橋港付近(埋立地?)にあり、ここを目的に訪れるマイカー以外は車通りも少ない上にバスも1時間に1~2本しか出ていないようで、今回の私のように地方からマイカー以外の方法で訪れるお客には最悪のアクセスポイントだったりします。

それ故に行きはまだ良いが帰りにとても苦労したのだか…。

ともあれ興行レポに行きましょう。

いつものようにドラゲー恒例の「前説」から。

今回ここでドラゲー専属リングアナウンサー菊池さんと一緒に登場したのは、Gammaドラゲー電撃復帰神田マッスルアウトローズ入りで追い出される形になった元悪玉レフェリー玉岡。

前回Gammaの抜けたマッスルアウトローズ「定型通りでつまらない」としたが、お客さんの反応を敏感に察知して、ダラダラと無駄に引きずり続けることなく、すぐさま新しい展開を用意するあたりは、この団体が闘龍門ジャパンの頃から優れている部分ではあるともとちは感じる。

で、今回の「前説」の時から感じたことだが、やはり「地方色」というのがあるのだろう…お客さんのリアクションや応援が静岡のソレとまた違う。

もとちは地元の他に東京・大阪・京都などの興行に何度か出向いたことがあるが、やはり雰囲気的なものやお客さんのリアクション・反応がそれぞれ微妙に違うんですよね。

今回の橋市総合体育館の場合は、自発的声援と拍手が少なめ。
「ノリが悪いのかな?」と思いきや、選手がコール要求やアピールをすると一転して大きな声援と拍手に転じるという一風変わった(もとち的に)雰囲気。

さらに現在のドラゲーではベビーとヒールの明確な区分けはないマッスルアウトローズヒールユニットですが)のですが、お客さんの中では完全にベビーとヒールのパーテーションが組まれており、声援する側とブーイングする側が徹底して分かれているという部分でとても面白いなと一人で納得していました。

◆第一試合(6人タッグマッチ30分1本勝負)

ドラゴン・キッド&横須賀享&CIMA
(タイフーン)

vs

エリック・キャノン&堀口元気&吉野正人
(マッスルアウトローズ)

いきなりメインで来てもおかしくない様なカード構成。
ここしばらく首の怪我で試合が出来なかったCIMAの復帰第一戦でもある。

マッスルアウトローズ側の勢いもスッカリ元通り…Gammaがこのユニットにとって重要なキーマンになっていた証拠だ。

さて、マッスルアウトローズ側にはもとちが今回初見となるちょっと小太りの外人レスラーエリック・キャノンが居て、もとちがこの試合で特に注目したのはこのエリック・キャノン。

もとちが思うにドラゲーで試合をする外人レスラーは皆カンジが良い。(イイヤツ)

このエリック・キャノンもメチャクチャ上手いとか強いとかいうのではないが、試合をソツなくこなし、味方へのフォローや気配りが出来るレスラーのようだ。

ヒールなんだけどイヤミがなくアクションが小気味良い。
他団体などで活動するには徹底的なヒールでアクの強い選手などの方が良いのではないかとも思うが、ドラゲーの起用する外人レスラーは「基本イイヤツ」で良いと考えます。

決まり手は吉野ソル・ナシエンテから始まった切り返し合戦をナンとLOVE横須賀クンが制し、引き出しの多さを見せつけてのピン。

会場がまだヒートアップしていないので、内容のワリにお客さんの反応はイマイチなのが少々残念でしたが、もとち的にはとても良かったです。

◆第二試合(シングルマッチ30分1本勝負)

K-ness

vs

APEキマタ

前々回清水大会で観たのとマッタク同じカード。

内容もまったく同じでその時にも書いたと思うが、 やはり猿のキャラクターでずっと続けて行くのはキッツイと思う。

「仕掛け」のポイントもまったくもって同じなので、正直2度同じカードは観れない。

で、そのまま終わるかと思いきや試合が決まった直後Gammaを先頭にマッスルアウトローズの乱入。

をボコにしている所へ続いてニューハザードが乱入。

結局この試合はこの2ユニットの抗争のダシだった訳だが、何か久しぶりに闘龍門時代からの伝統的(?)なイベント導入シーン(ノリ)がみれてこの乱入は懐かしオモシロかった。

◆第三試合(タッグマッチ30分1本勝負)

YAMATO&サイバー・コング
(ニューハザード)

vs

ホルヘ・リベラ&新井健一郎

個人的に「豊橋大会に来て良かった」嬉しくなった試合。

ホリヘ・リベラメキシコのレスラーで、ドラゲーの選手達のメキシコでのコーチ。
ドラゲーの選手の8~9割がこの方の指導を受けている。

もとちも大好きな「先生」。

そんな方なので、若手に混じって試合をするには結構なおトシ。
その方のカードが組まれているなんて!

しかもパートナーとしては頼りないアラケンと組んで、ニューハザードドラゲ反則サイバー・コングYAMATOを相手に試合をするという、弱い側にさらにハンディがあるようなカードで、思わず「先生が死んじゃう!」心配せずにはいられない。

肝心の試合ですが、やはりもとちには「ルチャ」が性にあっているのだろう。
先生の場面ごとの表情やリアクション、パフーマンスが楽しくてしょうがない。

動きは決して速くはないし、スタミナも多くはない。
教え子達の「一発」の返し技で悶絶する程の大ダメージも受ける
…けれどもその老獪さで魅せるところはキッチリと魅せてくれる。

もとちが熱くなって「先生ガンバレ!」と口火を切る激を飛ばすと、会場から「先生、先生」と応援の声が飛び交う。
サイバー・コング「先生どうした!オラ来いや!」先生を挑発、ラリアットを放っても動じないコング「もう一回!もう一回!」とアピールをして2発3発と放って行く先生。

最後は他選手に放つ時と変わらない豪快なハイアングルボムコング先生をしとめる。
しかしこの遠慮なさはコング先生への最大の敬意にもとちは感じ取れた。

試合後お客さんの盛大な拍手に見送られ、打った頭を抑えながらに「キツかったよ~」笑顔で花道のお客とコミュニケーションをしながら退場して行く姿「プロレスのひとつの形」を見たもとちでした。

先生、末永く壮健で。

◆セミファイナル(タッグマッチ45分1本勝負)

ドン・フジイ&望月成晃

vs

アンソニー・W・森&斎藤了
(タイフーン)

ドラゲーの各ユニットからあぶれた2人のベテランタイフーンの2人の試合。

現在のモッチーフジイさんドラゲー内のポジションとスタンスについて、もとちは凄く団体所属の選手の理想だと考えている。

現時点でのドラゲーは選手層が厚く、各々の選手が適切な場所にキッチリと居て「序列」に比較的ムリがない。
それ故若手は無理して実力以上に背伸びをする必要はないし、ベテランも過剰に身体にムチ打って最前線に居座る必要がない。

プロレス団体はどこも厳しいから、どうしても若手もベテランもムリを強いられることで徐々に「ひずみ」が生まれて結局どうしようもなくなったりするのだが…。

ドラゲーも、モッチーフジイさんといったベテランがいつまでも最前線で頑張っているようではいずれはダメになるだろうもとちは考えるが、現在は一戦を退いた所でプロレスをしているので、これからもこういう形で上手くまわっていけばなぁと切に思う。

この試合ではセコンドに居るCIMAを意識してなのか?フジイさんが普段観ている以上のラフファイトこの日一番のヒールっぷりを発揮していた。

「自発的声援」が少ないと最初の方で書いたが、それだけにこの時死に王子(アンソニー)を応援していた家族連れの女の子の声がひときわ目立って会場に響いていた。

これにモッチーフジイさんがやりにくそうに苦笑い。

試合は一日の長といったところだろうか?ベテラン勢のインサイドワークに翻弄される形でタイフーン側の敗北。

ここでもフジイさんはしきりにCIMA挑発するが、CIMAがコールドスプレーを吹きかけて撃退、リングを転げ落ちて退散するフジイさんモッチーが花道で試合中一生懸命王子を応援していた女の子を指差し、近くまで寄って笑顔で頭をなでてあげていた。

前の試合に引き続きこの試合の中でも「プロレスのひとつの形」の気がする。

◆メインイベント(6人タッグマッチ60分1本勝負)

m.c.KZ.&B×Bハルク&鷹木信悟
(ニューハザード)

vs

神田裕之&土井成樹&Gamma
(マッスルアウトローズ)

何となく結果的には見えているカードではあるが、問われるのは内容と次回に向けた布石なんだろう。

新生マッスルアウトローズプロモーション的意味合いの試合ではあるが、このメンツの中では一番格下となるm.c.KZ.メイン抜擢と頑張りにも注目したい一戦。

まだまだ新人のm.c.KZ.というヒップホップ系キャラの選手の試合は京都大会で見ているが、ワリと好印象を持っていた。

とはいえ、このメンツの中では「チト荷が重いのでは?」という不安もあった。

実際に試合では長時間捕まり、大技を連発されていたが、良く持ちこたえて繋いでいたと思う。
試合後自分の不甲斐なさにうなだれて退場していたが、いやいや、現状であれだけ耐え凌げれば十分だ、将来に期待。

水を得た魚Gammaを得たマッスルアウトローズの勢いは、今個人の選手としては勢いに乗っている鷹木をもってしても止まらない。

神田の加入でM2K時代のブルーボックス粉投げつけのテイストも入り、m.c.KZ.相手ではなく、鷹木を完膚なきまでに叩き潰してこの日はマッスルアウトローズの完勝といっても良いだろう。

試合後さらに暴走するマッスルアウトローズ。

そこにタイフーンのメンバーが乱入して、これまた闘龍門時代から伝統の三つ巴の展開。

ユニットとしての力はマッスルアウトローズ。
選手個々の力はニューハザード。
総合的に上の2ユニットにチョッと劣るタフーン。

こんなところだろうか?
駆け引きのタイフーンと言いたいが、それが出来るのはCIMAだけだからなぁ)

さて、総括。
試合内容自体は激しく凄いものではなかったかも知れません。
しかしながら、

闘龍門~ドラゴンゲートの新旧それぞれの「形」。
「プロレス」と呼ばれるもののさまざまな「形」の一部。

そういったものを観れた興行でありました。

●オマケ

興行が終わったのは20時半過ぎ…

この時間になると豊橋市総合体育館にはバスがありません。

豊橋市総合体育館目的で来ていたマイカー以外の車もまるで通りません。

埋め立て地?の埠頭の近くの施設でお店も殆どなく、電灯のみで長い道路が続いています。

ここぞの時にしか持たない携帯電話をここぞという時に持っていないもとち。

地元のタクシーの電話番号もわかりません。(電話BOXもないの)

電灯だけが煌々と光り、たま~に帰りの車だけが通り過ぎる長い道のりをもとちトボトボトと歩きはじめました。

そして30分以上歩いて、ようやくこれもカナリの離れにポツンと建てられた豊橋市民病院にたどり着きました。

ここでようやくタクシーの電話番号を見つけ、病院の電話BOXで呼びつけました。

静岡の自宅に22時には帰れたハズが、着いたのは0時チョッと前。

次からは豊橋市総合体育館が会場の興行だけは行かないでおきます。

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