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ドラゴンゲート 06.27:清水マリンビル

久々のドラゴンゲート興行。

清水マリンビルということで、今回はよもぎ氏と一緒に観戦。

ドラゲーは日本のプロレス団体の中では勢力情勢の展開、移り変わりが早い方で、半年もあけると随分と中身(内容)が様変わりするので、普段情報を追ってない自分は

「愉しめるかなぁ?」

と少々不安気味の観戦となりました。

ちなみにもとちは観戦の折には必ずパンプレットを購入します。

ドラゲーパンフレット大判で2000円と結構な値段ではありますが、その時期番波に乗っている選手(または売り出し中の選手)が表紙を飾り、現在までの興行の流れや各ユニットの状況、選手の動向などがパンプレット内容に盛り込まれているので、普段ドラゲーを観ない人にも団体概要注目選手等がスグわかるように出来ており、パンフレットの作りとして評価できます。

これに加え、普段パンフレットには当日の対戦カードも挿入されていますが、今回はコレが入っておらず、チョット残念。

が、まぁサプライズがあったんですけどね。
それはまた後でということで、以下に試合順に観戦レポを。

◆第1試合 タッグマッチ(20分1本勝負)

吉野正人
B×Bハルク

(ユニット:WORLD-1)

vs

ドラゴン・キッド
スペル・シーサー

ドラゴンゲートユニット抗争をひとつのウリとし、所属選手間でつねに3~4(または5)のユニットを構成できるだけの「駒」を揃えているのが団体としての強みであると感じる。

それ故第一試合からワリとゼータクなカードが組める訳で、これは観戦するファンからすれば有難いことでもあるし、団体としては人気選手をつねにヒートアップしがちで激しい闘いとなる後半戦にもって行かなければならないといった、経営的にみて苦しい状況にはならないので、全体に「ゆとり」が出来る。

言い方は悪いが、地方興行の第一・第二試合あたりで選手をローテーションで多少なり「休ませる」コトが出来て、その結果、興行が上手くまわって行くという風に良い循環になるんだと思う。

吉野はとにかく体脂肪が少ない見事な身体に目が行きますね。
地方興行でユニットの中でチョコマカ動く所しか観たことがないので、「凄み」を感じる吉野を是非一度観てみたいものだ。

ハルクは実力とポジション的に今は安定期といった所なのだろうか?
しばらくすればまたハルクがらみの抗争ってのも沸き上がるかも知れない。

キッドはやっぱりネックはタッパなんだろうなぁ。
色々な面ですでに「一巡」はしたと思うので、この先「もうひと華」ってのはないかも知れませんね。

シーサー…うん、決して凄いレスラーではなく、強烈に「地味」なマスクマンですが、ドラゲーにおいて特に前座のポジションとしてなくてはならない人ですね。
マスク姿でスッカリ定着しましたが、こういうマスクマンの存在の仕方ってのもまた面白いものですね。

B×Bハルクスペル・シーサーを無難にピン。

◆第2試合 オープン・ザ・お笑いゲート選手権(30分1本勝負

(王者)菊タロー(アブドーラ・ザ・菊チャー)

vs

(挑戦者)“ハリウッド” ストーカー市川

なんと大阪プロレス菊タローサプライズ参戦。

これには会場もどよめき!もとちもチョットわくわく。

しかも通常試合の予定だったものを、現在菊タローが保持しているオープン・ザ・お笑いゲートタイトルマッチ戦に急遽変更と言う嬉しい発表。

このオープン・ザ・お笑いゲートのタイトル戦は過去においても静岡で行われており、静岡では馴染みのタイトル戦と言っても過言ではない!(と、言うか是非静岡興行での一つのウリにして下さい!お願い致します!)

正直このタイトル戦が2度も見れるとは思わなかったよ…。

最初のはCIMAがここ静岡で市っちゃんからタイトル奪取した時、そして今回は菊タロー市っちゃん挑戦者として挑む戦い。

軽く説明をすると、このオープン・ザ・お笑いゲートは、試合の勝敗自体はまるで関係なく、

「どちらが面白かったか」

を試合後の観客の拍手で裁定、タイトルの移動がなされるというもの。

市っちゃんにとっては喉から手が出る程に欲しい至宝のベルトであるが、一時代の王者転落後は厳しい戦いが続いている。

さて、試合。

いつものウイリアムテル序曲の後に「おさかな天国」を挿入して市っちゃん登場。

お客さんの反応は「?」…いきなりスベってる。

対する菊タローブッチャーの入場テーマ曲(吹けよ風、呼べよ嵐ってヤツか)…マスクも茶色系の額に傷アブドラ・ザ・菊チャーのスタイルで入場。

この時点でウケはなかったものの、スベった市っちゃんに比べれば、ます前哨戦は菊タローの勝利といったところ。

試合開始。

市っちゃん「攻めのネタ」がまるでなく、受け身姿勢で精彩がない

対する菊タローは場外に出てリングサイドの四方でワザと女性客の方に倒れ込んでみたり、今回のキャラクターのブッチャーネタを満遍なく披露。
フォークのかわりにシャモジを使い、まるで別の箇所への攻撃(例えばお尻にしゃもじ浣腸)を受けたのに、額を押さえて悶絶するなどしてお客を楽しませる。

もう勝負は圧倒的。

試合そのものは菊タロー市っちゃんをこれまた「毒針」でピン。

試合後のお客さんの裁定も当然菊タローということでオープン・ザ・お笑いゲート3度目の防衛となる。

何となく菊タロー長期政権の予感。

試合後のマイクで一生懸命ドラゲーの営業活動をしている菊タロー。

他団体の選手なのに偉いなぁ。

この試合の市っちゃんはホント精彩なかったが、後の試合で「見せ場」をキッチリ作る。

◆第3試合 タッグマッチ(30分1本勝負)

サイバー・コング
神田裕之

(ユニット:リアル・ハザード)

vs

望月成晃
ドン・フジイ

いやもうね、ホントにドラゲーにおいての現状のモッチー藤井さんスタンス(立ち位置)は素晴らしいと思う。

もちろんこれはドラゲーが団体として、それぞれ適正な位置に選手を配置出来てる(それだけの駒がある)から出来るコトなんだけれど、やはりそれが当たり前に基本だと思うのですよ。

年齢やキャリア、実力…色々な面を考えて、その選手がいるべき場所(立ち位置)ってのは必ずあるハズで、今の日本のプロレスはそれがおかしな事になっていた。

プロレス界はこういう部分からもう一度組み直して行く必要はあるんじゃないかと。

「ありがとう」と言っている(思っている)だけじゃまた近いうちに「事故」が起きますって。

と、話がそれましたが、この試合は現在神田コングの入っているユニット「リアル・ハザード」メンバーが総出でセコンドに付く。

対するモッチー藤井さんのセコンドには先程試合を終えたばかりの菊タロー市っちゃんが付いた。

今回の興行で1・2を争う程に盛り上がった場面を作ったのは、この試合のセコンドに付いた市っちゃん。

セコンドに付いていた市っちゃんは、序盤場外乱闘が始まると引き気味になっていたのだが…

度重なるリアル・ハザードのメンバーの乱入によりピンチに陥ったモッチー藤井さんを見て奮起、終盤にはたまらずリングに躍り出て2人に加勢!

ほんの一瞬・一時だったが見事に会場に居たすべての観客の心を奪い取り、割れんばかりの歓声を浴びる。

しかしながらリアル・ハザードの「数」には勝てず、乱入とm.c.KZ.改めKzyブルーボックス両者リングアウト決着。

う~ん、どうしても年功序列的にアラケンが一応リアル・ハザードの長(リーダー)ってことになるのかな?

過去にモッチー不完全燃焼・両リン推進委員会を観てきていると、ヒールとしてのアラケンのアクション(MCや今回の両リンにしても)がもの凄く「型落ち(格落ち)」に見えて仕方ない。

リアル・ハザード入りしたばかりのKzyのお披露目的な意味もあったのだろうが、それにしても胸ときめく両リン(そんなんあるんか!)じゃなかったべえ。
(でも当時のモッチー不完全燃焼・両リン推進委員会は凄かったもの)

試合後、リング上で勝利に酔うリアル・ハザードの面々に、ナニを思ったのか「単身」市っちゃんが突っかかる!

当然ボコされて終わるけど…市っちゃんには久しぶり過ぎるナンかの伏線?

…ないよな^^;

あって欲しいけど。

場の雰囲気がたまたま市っちゃんを突き動かしたにせよ、珍しいものが観れたですね。

◆第4試合 シングルマッチ(30分1本勝負)

YAMATO

vs

アンソニー・W・森

今売れっ子のYAMATOのシングル戦で相手はアンソニー王子と、本来ならばナカナカの好カードになるべきものだが、マスカラ・コントラ・カベジェラで負けて髪をバッサリ切られてしまっているアンソニー王子は、現在どのユニットにも所属しておらず、ドラゲーでは浮いてしまって低迷している状態。

それがこの日の試合にもモロに出てしまい、本来ずっと後輩で格下であるべきYAMATO喰われまくりで遊ばれてしまっている。

今回の興行で一番の凡戦だった気がする。

YAMATOはサスガに今ノっているだけあって、

「また良い形で育った選手が一人出てきたなぁ」

って感じ。

もとち的にもこれからチョッと注目かなぁ。

あらゆる面で当然のYAMATOの勝利。

◆セミファイナル タッグマッチ(45分1本勝負)

土井成樹
谷嵜なおき

(ユニット:WORLD-1)

vs

鷹木信悟
岩佐拓

(ユニット:KAMIKAZE)

ユニット対決、岩佐君はケガで最近復帰したばかりらしい。

もとちはそれまで鷹木選手のことを気にとめてなかった(ファンはゴメン)のだが、この試合を観て鷹木選手チョッとスキになった。

試合中の谷嵜岩佐君エルボー合戦で打ち所が悪く、途端に復帰したばかりの岩佐君の動きがおかしくなった。

それでもリング上の「仕事」をまっとうする為に打たれ続ける岩佐君に対して、鷹木

「岩佐首気をつけろ首!」
「ムリするな!」
「付き合わないで(魅せ場作らなくて良いからとにかく)戻って来い!」

「一人でも十分だろ!(2人がかりで岩佐を攻める相手に対し^^;)」

などの「激」が盛んに飛ぶ。

それが本当に仲間に気を遣っての「激」だというのが伝わってくる。

一瞬に状況を見てとったほかの人の選手(と玉岡レフェリー)の対応も良く、上手い「流れ」を作ってスイッチして行く。

それに応える形で、岩佐君も調子が悪くなりながらもそれなりに「仕事」をこなし、最後は自ら熨斗紙で決めて谷嵜をピン。
(まぁお膳立てしてもらった部分もあるが)

退場時に鷹木リング四方に向かって一礼をしてから退場…ここでもとち鷹木「いつもそうしていた」ことを思い出す。
そんなコトしてるのはドラゲでは鷹木くらいで、ささいなコトだが妙に感じ入ってしまった。

イイヤツなんだなぁ鷹木。

◆メインイベント 8人タッグマッチ(60分1本勝負)

堀口元気
斎藤了
新井健一郎
Kzy

(ユニット:リアル・ハザード)

vs

CIMA
Gamma
横須賀享
KAGETORA

(ユニット:WARRIOS-5)

8人タッグがメインというのもまた珍しく、ドラゲ選手層の厚さが伺える。
もっとも、8人の方が一人ひとりの負担が軽くなって、ぶっちゃけ「ラク」になるのだろうから、地方のメインにはもって来いなんだろうけど。

メインという事で申し分ない面子で、安定感があるよね。

で、今回も注目の「いぶし銀」横須賀クンのアクション。

必ずナンかやってくれるんですよ、彼は!

特に試合の外(リングサイド)で!

今回は序盤のユニット総出の場外乱闘の時。

選手のサイン会場として用意された長机に放り出された横須賀クンはそのまま傍にあったサインペンでガツガツと殴られます。
(殴ってたの斉藤だったかなぁ?)

各所に散らばった選手達が次々とリングやリングサイドに戻る中、横須賀クンだけが長机にうずくまったままナカナカ戻りません。

心配した数人のファンが覗き込むと、なんと横須賀クン凶器に使われたサインペンとこれまた近くに落ちていたチラシ(紙切れ)を手に「書きもの」をしておられました。

そのチラシには

「いたい」

と一言書かれていたようで、父親に抱きかかえられながら様子を伺っていた女の子に手渡すとゆるゆると帰って行かれました。

試合の方はやはり新鋭のYAMATO以外のリアル・ハザードの面子がいま一つヒールとしての迫力(というか面白み?)に欠けるように思う。

堀口斉藤はメンバー(一員)としては無難に仕事をするが、それ以上にはなれないからなぁ。

Kzyが入ったばかりなので、Kzyのこれからの活躍如何によっては違ってくるかも知れないが…。

そんなこんなで、試合の流れを圧倒的に支配していたWARRIOS-5の方に軍配が上がる。

…そりゃそうだよな、CIMAGammaと来ればなぁ。

KAGETORAも頑張っていたけど、「頑張っていた」止まり。

横須賀クン須賀クンらしくマイペース。

さて、総評。

今回それほど突出した試合はなかったのですが、正直いつもの静岡興行より1割ほど(チョッピリ)良かったっす。

ドコがどうというコトではないのですが、終わった後に素直に陽気な気分になれたんで。

あ、そうそう、書いておくべき「良い事」を一点。

興行の休憩時間があるじゃないですか、そこを利用して来場していた家族連れを対象にした「キッズドラゴン」(だっけかな?)なる選手達と子供のふれあいイベントをリング上で開催していました。

これは素直に良い取り組みだと思います。

そんなところですかねー。

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